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2026年06月09日
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とんねるず 暴れ放題で天下を取った「学生ノリと楽屋オチの帝王学」
2009年11月13日
とんねるずの木梨憲武が、11月17日からTBS系で放送される新番組『お茶の水ハカセ』にレギュラー出演することが明らかになった。これは、ロケ企画で さまざまな実験を行っていく知的バラエティ番組。木梨が初めてTBSのゴールデンタイムに出演するということでも注目を集めている。
と んねるずの2人は、高校を卒業して間もなく、『お笑いスター誕生!!』(日本テレビ系)で勝ち抜き、芸能界デビューを飾った。師匠を持たない芸人がほとん どいなかった時代に、彼らは高校の部室で仲間内に披露していたような一発芸やモノマネネタをテレビの世界に持ち込んで、視聴者に強烈なインパクトを与え た。その後、下積みを経ることなく一気に売れっ子になった彼らの芸風は、基本的には「学生ノリ」の延長だといわれても仕方がないような部分がある。
また、とんねるずは、自分たちの番組にスタッフを出演させたり、彼らをトークやコントの題材にするような「楽屋オチ」を多用することでも知られている。自 分たちが業界の内部の人間であることを誇示して、身内のスタッフにしか伝わらないような内輪ウケのネタを頻繁に用いていたのだ。
「学生ノリ」で「楽屋オチ」。この2つが、とんねるずに対する世間一般のイメージの中でも代表的なものだろう。
だが、ここでひとつ気になることがある。学生気分で勢いまかせの芸をするのも、多くの人に伝わりづらい楽屋オチを多用するのも、テレビで大多数の人を相手 にして笑いを取るには、必ずしも有効なやり方とはいえないはずだ。それなのになぜ、そんな彼らがデビュー以来30年近くも第一線で活躍を続け、いまだに ゴールデンタイムに看板番組を持っていられるのだろうか?
その謎を解くためには、彼らの学生ノリと楽屋オチが、同じコインの裏表の関係 にあるということを押さえておかなければならない。すなわち、とんねるずの2人は、学生時代の部室のノリを無理矢理テレビに持ち込んだのではなく、業界そ のものを自分たちにとって居心地のいい「部室」にしてしまったのだ。
彼らがデビューした1980年当時、芸能界におけるお笑い芸人の地位はきわめて低かった。とんねるずの2人は、そんなみすぼらしい"お笑い"という枠の中で、ちまちました覇権争いをするつもりはなかった。彼らはただ、スターになりたかった。
彼らは、自分たちが立場の弱い芸人であるということを逆手に取って、芸能界そのものに対してテロを敢行したのだ。共演者や観客に素朴な感情をむき出しにし て、好き放題に暴れ回る。そして、身のまわりにいるスタッフをさんざんネタにして、視聴率やギャラに関する芸能界の生々しいタブーを公然と口にする。
そんな彼らは、テレビを見ていた普通の若者たちを味方に付けた。友達同士、部室でふざける感覚で、歌番組に出てはしゃぎ回る。学校の先生の悪口を言う感覚 で、テレビ局員やマネジャーに対する不平不満をぶつける。芸を見せるのではなく、生き様を見せていったことで、とんねるずは同世代の視聴者の熱狂的な支持 を得て、お笑いの枠を超えた稀代のエンターテイナーとなったのだ。
ただ、彼らは決して、単なる口先だけの世渡り上手ではない。今でも、テレビの中でチラリと覗かせる芸人としての身体能力や反射神経は紛れもなく本物だ。
石橋貴明にとって憧れのスターの1人に、元・ボクシングヘビー級チャンピオンのモハメド・アリが挙げられる。アリは、天才的なボクサーでありながら、こと さらに自分の力を誇示して、相手を突き放すようなビッグマウスでも知られていた。彼は、過激なことを言って人々を楽しませるのも、ボクサーの務めだと信じ ていたのだ。
と んねるずの2人は、高校を卒業して間もなく、『お笑いスター誕生!!』(日本テレビ系)で勝ち抜き、芸能界デビューを飾った。師匠を持たない芸人がほとん どいなかった時代に、彼らは高校の部室で仲間内に披露していたような一発芸やモノマネネタをテレビの世界に持ち込んで、視聴者に強烈なインパクトを与え た。その後、下積みを経ることなく一気に売れっ子になった彼らの芸風は、基本的には「学生ノリ」の延長だといわれても仕方がないような部分がある。
また、とんねるずは、自分たちの番組にスタッフを出演させたり、彼らをトークやコントの題材にするような「楽屋オチ」を多用することでも知られている。自 分たちが業界の内部の人間であることを誇示して、身内のスタッフにしか伝わらないような内輪ウケのネタを頻繁に用いていたのだ。
「学生ノリ」で「楽屋オチ」。この2つが、とんねるずに対する世間一般のイメージの中でも代表的なものだろう。
だが、ここでひとつ気になることがある。学生気分で勢いまかせの芸をするのも、多くの人に伝わりづらい楽屋オチを多用するのも、テレビで大多数の人を相手 にして笑いを取るには、必ずしも有効なやり方とはいえないはずだ。それなのになぜ、そんな彼らがデビュー以来30年近くも第一線で活躍を続け、いまだに ゴールデンタイムに看板番組を持っていられるのだろうか?
その謎を解くためには、彼らの学生ノリと楽屋オチが、同じコインの裏表の関係 にあるということを押さえておかなければならない。すなわち、とんねるずの2人は、学生時代の部室のノリを無理矢理テレビに持ち込んだのではなく、業界そ のものを自分たちにとって居心地のいい「部室」にしてしまったのだ。
彼らがデビューした1980年当時、芸能界におけるお笑い芸人の地位はきわめて低かった。とんねるずの2人は、そんなみすぼらしい"お笑い"という枠の中で、ちまちました覇権争いをするつもりはなかった。彼らはただ、スターになりたかった。
彼らは、自分たちが立場の弱い芸人であるということを逆手に取って、芸能界そのものに対してテロを敢行したのだ。共演者や観客に素朴な感情をむき出しにし て、好き放題に暴れ回る。そして、身のまわりにいるスタッフをさんざんネタにして、視聴率やギャラに関する芸能界の生々しいタブーを公然と口にする。
そんな彼らは、テレビを見ていた普通の若者たちを味方に付けた。友達同士、部室でふざける感覚で、歌番組に出てはしゃぎ回る。学校の先生の悪口を言う感覚 で、テレビ局員やマネジャーに対する不平不満をぶつける。芸を見せるのではなく、生き様を見せていったことで、とんねるずは同世代の視聴者の熱狂的な支持 を得て、お笑いの枠を超えた稀代のエンターテイナーとなったのだ。
ただ、彼らは決して、単なる口先だけの世渡り上手ではない。今でも、テレビの中でチラリと覗かせる芸人としての身体能力や反射神経は紛れもなく本物だ。
石橋貴明にとって憧れのスターの1人に、元・ボクシングヘビー級チャンピオンのモハメド・アリが挙げられる。アリは、天才的なボクサーでありながら、こと さらに自分の力を誇示して、相手を突き放すようなビッグマウスでも知られていた。彼は、過激なことを言って人々を楽しませるのも、ボクサーの務めだと信じ ていたのだ。
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